3か月のBefore→Afterを作る方法|指標・録音・週次レビューのやり方

「3ヶ月続けたのに本当に伸びたのか分からない」
「何をどう測ればいい?」
結論:数値×音声記録×週次レビューで“伸び”は再現可能になる
伸びを実感できない最大の原因は、3つ
①計測が曖昧(数値なし)
②材料が残らない(録音なし)
③振り返らない(レビューなし)
本記事は、毎週10分で回せる管理方法として、KPI記録→週末の録音×3→自己採点 → 翌週の一点集中というループを提示します
3ヶ月後は、数値の推移グラフ+音声のBefore/Afterで誰が見ても分かる変化を残せます
KPI(毎週記録|最低3指標)
- 即答までの秒数(目標3秒以内) : 質問を聞いてから英語で最初の一文が出るまで。計測方法:ストップウォッチで3回計って平均。
- 語尾子音の明瞭度(t / k / n) : 自己採点0–3点で「
last/back/seven」の語尾が落ちないか。0=不明瞭、1=時々消える、2=ほぼ出る、3=常に明瞭。 - 1分スピーチの語数(週+10語を目安) : テーマ固定で60秒話して語数を数える。方法:書き起こし/手カウント。目安120–150語
オプションKPI : フィラー(えー/um)の回数、通じにくかった箇所の回数、主語・時制のミス件数、自信度(1–5)
負担にならない範囲で1–2個追加OK
計測テンプレ(コピペ用)
以下をメモアプリやスプレッドシートにそのまま貼って使ってください(行を週ごとに増やす)
週, 日付, テーマ, 即答(秒), 子音t/k/n(0-3), 1分語数, フィラー回数, 自信(1-5), 気づき/弱点
W1, 2025-10-__, "Tell me about your weekend", 5.2, 1, 98, 12, 2, 語尾tが落ちる/言い直し多い
W2, 2025-10-__, "Tell me about your weekend", 4.3, 2, 110, 9, 3, つなぎ表現が不足
...
W12, 2025-12-__, "Tell me about your weekend", 2.8, 3, 142, 4, 4, 流暢性UP/語尾安定
週のルーティン(平日15分+週末10分)
- 平日(毎日15分) : 同テーマ固定で即答 → 1分スピーチ → 語尾子音だけに注意して1回だけやり直し。注:練習は多様化より反復重視。テーマ固定で誤差を減らす
- 週末(10分) : 録音×3 → 自己採点 → 弱点メモ → 翌週の一点集中(例:語尾kの無音破裂、最初の3秒で言い切る)
録音3本メソッド:Before→Afterを“耳で分かる化”
①同じ質問・同じプロンプトを毎週使い
②マイク位置・環境を固定
③60秒を厳守。3本録ってベスト1本をアーカイブ(「W1_best.m4a」「W2_best.m4a」…)
3ヶ月後にW1とW12を連続再生すれば、反応の速さ・語尾の立ち上がり・言い直しの減少が耳で比較できます
自己採点ルーブリック
| 指標 | 0点 | 1点 | 2点 | 3点 |
|---|---|---|---|---|
| 即答までの秒数 | 7秒以上 | 5–6秒 | 3–4秒 | 〜2秒 |
| 語尾子音(t/k/n) | ほぼ消える | 時々消える | 概ね明瞭 | 常に明瞭 |
| 1分スピーチ語数 | <90語 | 90–110語 | 111–130語 | ≥131語 |
| フィラー回数 | ≥15 | 10–14 | 5–9 | 0–4 |
注意 : 語数は「多ければ正義」ではありません
明瞭さ&即答が優先。語数は沈黙や言い直しが減った結果として自然に増えるのが理想です
12週間ロードマップ(テーマ固定の例)
- W1–W2(基準作り) : テーマ「Tell me about your weekend」。現状の秒数・語尾・語数を記録。目標:手探りでも毎日触る。
- W3–W4(即答の型) :
短い結論→理由→具体例の3文で開始。目標:最初の一文を2秒で言い切る。 - W5–W6(語尾固定) : 語尾t/k/nを意識した語彙(
just / back / plan)を織り込む。目標:子音2→3点へ。 - W7–W8(つなぎ強化) :
First, Also, However, As a resultなどの接続語を固定化。目標:フィラー10→5回。 - W9–W10(速度と間) : 句読点の間を意識し、無理な加速を避けつつ131語を目安に。目標:語数+10/週。
- W11–W12(仕上げ) : W1の録音と比較して改善点を最終調整。目標:即答〜3秒/語尾3点/語数140±
1分スピーチの台本“型”と例
型(最初の15秒) : 結論(I had a productive weekend.)→理由(I focused on two goals.)→内訳(First, I organized my notes. Second, I exercised.)。この3文を暗記しておくと、毎回の即答が安定します。
汎用フレーズ : To be honest, / What matters is... / From my perspective, / As a result, / If I had more time,(接続語で“間”を作る=フィラー削減)
週次レビュー10分のやり方
- ① ベスト音源を1本保存(W◯_best.m4a)
- ② KPIを記録 : 秒数/子音/語数/フィラー
- ③ 伸び・停滞の原因を書き出す:例)最初の 一 文が毎回長い → 短文に固定
- ④ 翌週の 一 点集中を決める : 語尾k/2秒結論/接続語3つ固定のように1つだけ
Before → Afterのまとめ方(3ヶ月後の書式)
- 即答 : 5.1秒 → 2.9秒(−2.2秒)
- 語尾子音 : 1点 → 3点(t/k/nが明瞭に)
- 1分語数 : 102語 → 141語(+39語)
- フィラー : 13回 → 4回
- 音声比較 : W1_best vs W12_best(聞き比べリンクやファイル名を併記)
- 打ち手 : 最初の3文の固定化/語尾kの無音破裂/接続語バンク化
採用面接・英会議・旅行英会話など用途別の成果も一言添えると、学習継続の動機付けが強まります
よくある失敗と対策
- テーマが毎回違う : 比較にならない。3ヶ月は同テーマ固定で誤差を排除。
- 録音を残さない : 主観に引っ張られる。週1のベストだけでも保存。
- 指標が多すぎる : 続かない。まずは3指標に絞る。
- レビューをサボる : 原因が特定できない。土日の10分だけは死守
ツール&運用のコツ
- スマホ録音 : 同じ距離・同じ向きで。ケース越しは避ける。
- タイマー : 60秒固定。オーバー厳禁。
- 語数カウント : 書き起こし→単語数、または手動カウントでも可。
- 語尾チェック用リスト :
get / just / back / make / plan / seven / openなどを台本に散りばめる。 - 接続語ミニ表 :
First / Also / However / In addition / As a resultを画面横にメモ
伸びを最大化する1日の15分テンプレ(要点)
- 0–2分 : 最初の一文を2秒で言い切る練習×5。
- 3–8分 : 1分スピーチ→語尾だけ修正して1回リテイク。
- 9–15分 : その日の気づき1つだけメモ(翌日の一点集中)
ミニFAQ
Q. 語数が増えません
A. 最初の3文の型(結論 → 理由 → 内訳)を固定し、接続語を準備すると自然に伸びます。速さより間を意識
Q. 録音が恥ずかしくて続きません
A. 週1本だけの保存でOK。W1とW12の差を見るための保険と割り切る
Q. 途中でテーマを変えたくなります
A. 3ヶ月は固定。変えるのは次のサイクルが無難。比較可能性が最優先です
この運用をSpeakに落とし込むコツ
- 同テーマを選び続ける : 毎週同系統の課題で比較しやすくする。
- フィードバックの指摘を1つだけ採用 : 来週は“それだけ”直す。
- 録音の保存 : 週末のベスト1本をアーカイブ。アプリ・端末のどちらでもOK
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補足:最終週は、W1とW12のベスト音源を並べて再生し、本文中に数値の差分(秒数/語尾/語数/フィラー)を明記すると「Before→After」記事としても活用できます。