Speakの“核心機能”を使い切る|発音・フィードバック・ロールプレイの活かし方

「発音フィードバックは見て終わり」
「ロールプレイが作業になって続かない」
「何を改善したのか残らない」。
結論 : Speakは“即修正・即再録音・即振り返り”で威力が出ます
発音は母音/語尾/イントネーションのどれか1点に絞って回し、ロールプレイは言い換えテンプレ+切り返しテンプレで“話す型”を固定
録音 → 自己採点 → 1行メモまでが1セットです。※UIや仕様は変動し得ます。最新は公式を参照してください
まず押さえる“3つの土台”
- 短尺主義 : 30〜60秒を3周(素読み→指摘確認→再録音)。長すぎる素材は避ける
- 一点集中 : 毎回1点だけ(例:/r/、語尾 -ed、上昇イントネーション)
- 記録主義 : 録音ベスト1本+1行メモ(例「/r/の巻き舌弱→舌先上げない」)
発音フィードバックを“結果で終わらせない”回し方
- 素読み(20–30秒) : まず通しで読む。指摘は見ない
- 指摘を1つ選ぶ : Vowel / Ending / Intonationのいずれかから1点
- ミニ練習(30秒) : 問題音だけを単語 → チャンク → 短文で3回ずつ
- 再録音→比較 : 波形&スコアよりも自分の耳で変化を確認
- 1行メモ : 「today:/r/ 後舌、/ɑː/ 口縦広く」のように次回の合図を書く
重点音リスト例: /r/・/l/・/θ/・/ð/・/b/と/v/・語尾 /t/ /d/・複数形 /s/ /z/・過去形 -ed(/t/ /d/ /ɪd/)
ロールプレイを“使える会話”にする3部構成
① 導入(目的を言う)
- “I’m calling to check …”
- “I’d like to make a reservation for …”
- “Could you help me with …?”
② 展開(言い換えテンプレ)
- “In other words, …”
- “What I mean is …”
- “So basically, …”
③ 収束(切り返しテンプレ)
- “Could we do 【A】 instead of 【B】?”
- “If not possible, what would you suggest?”
- “Let me confirm: …”
ロールプレイは「導入→言い換え→収束」の型で1分に収め、録音→自己採点(内容/流暢性/発音)でOK/NGを明確にします
15分の“使い切り”テンプレ(毎日)
- 3分 : 発音ウォームアップ(重点音を10語)
- 6分 : 発音フィードバックの5ステップ(素読み→1点選択→ミニ練→再録音→1行メモ)
- 6分 : ロールプレイ(1分×3本:導入→言い換え→収束/最後の1本を保存)
時間がない日は「1点だけ」でもOK
翌日は前日の1行メモから再開すると迷いません(15分テンプレ)
記録と振り返り:伸びを“見える化”する
- ベスト録音 1本/日をクラウド保存、週1で3本だけ聴き返し
- 自己採点(5段階×3) : 内容・流暢性・発音
- 言い換え帳 : “I think … → From my perspective, …” のように3パターン
つまずき別の対処
- 指摘が多すぎて萎える : 必ず1点に絞る。他は翌日に回す
- 言葉が出ない : 導入・言い換え・収束の3テンプレをカード化して目の前に
- 継続が難しい : 同じ時間・同じ席・同じ順番。録音保存で“終わり”が見える
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