共通テスト・リスニングを底上げ|速さ対策・選択肢の捨て方・要約1文

「速すぎて置いて行かれる」
「選択肢で迷って時間が溶ける」
「本文の要点が掴めない」。
結論 : 共通テストの要は(1)先読みと“要約1文”の型、(2)選択肢の捨て方、(3)速度慣れ
この3点を10分練習×毎日で回すと、迷いが激減し得点が安定します(練習はSpeakがおすすめ)
聞き方の型(先に型、あとで英語)
- 先読み15〜20秒 : 設問文と選択肢の名詞・数字・固有名詞に線を引く(Who / Where / What / When)
- 冒頭5秒に全集中 : 話者・場面・目的を即メモ(
who@where:purpose
) - 要約1文の型 : “【誰】が【いつ/どこで】【何を】【なぜ/どうした】”を日本語で10〜15語で書き、これに最も寄る選択肢を選ぶ
選択肢の「捨て方」—迷いを半分にする基準
タイプ | よくある罠 | 捨てる基準(例) |
---|---|---|
言い換え | 本文と語は違うが意味は同じ/逆に似た語で意味違い | 本文の動詞を軸に意味一致かを判定(名詞は飾りになりがち) |
数値・時刻 | 桁・単位・AM/PM・曜日の取り違え | 数字は2回出ることが多い。2回目の確定情報を優先 |
全称/強い断定 | always / all / never で言い過ぎ | 本文が限定条件なら強断定は外す |
細部の装飾 | 本筋と関係ないディテールに引っ張られる | 要約1文と無関係なら捨てる。主要因子(誰・目的・結果)に寄らないものは× |
否定・比較 | not / less than / more than の聞き落とし | 否定や比較の軸語を先読みでマークしておく |
速さ対策:90→120→本番速度の3段階
- 段階1 : 約90 wpmでシャドーイング(30秒×3)
- 段階2 : 約110–120 wpmでリピーティング(区切って復唱)
- 段階3 : 本番速度で要約1文→即答(先読み→聴解→要約→選択)
10分メニュー(毎日用)
- 1回目 : 先読み→1回聞いて要約1文(10〜15語、日本語でOK)
- 2回目 : 再生→要約を微修正→選択肢を2つに絞る
- 仕上げ : 該当箇所を音読→言い換え→QA(Why? / How much? / When?)
要約1文テンプレ(そのまま使える)
At 【場所】, 【人物】 will 【行動】 because 【理由】.
【人物】 decided to 【行動】 on 【日時】 after 【条件/結果】.
There was a change in 【項目】 from 【A】 to 【B】 due to 【理由】.
ミスを減らす運用(本番想定)
- マークは即時 : 迷っても仮マーク→次へ。戻るのは最後。
- 先読みルーチンを固定 : 名詞→数字→否定/比較→設問動詞の順で線引き。
- 図表問題は軸を先に決める : 縦=時間 / 横=項目など。
発音と速度の基礎は、聞き取り強化の10分レシピで底上げ
普段の学習は15分テンプレ、文法から口に出す回路は文法→発話ループを活用
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